テーマは全開!夏フェスと福島遠征の成果は如何に?!~練習走行編2

全開どころか10分と持たずに“腕上がり”・・・あろうことか、スタート地点でまさかの“途中休憩”。iguchi師匠の笑みが痛い・・・。谷田部での「夏フェス」以来、密かな課題にしている“全開走行”・・・2スト85マシンでも、そうそう開けられるわけじゃないけど・・・すぐに腕が上がっているようじゃあ、全開以前の話だ。アウェイでの特訓もあったもんじゃない・・・あーあ、情けない・・・。

MC上位組に挑むものの、あっさりと引き離される・・・2回目の練習走行も、なかなか速度が上がらない。埃が舞うほどに乾いてきた路面は、粗末なコンクリートを思わせる、いわゆる“ハードパック”。その乾き具合と固さが、路面の衝撃を直に伝えてくる。おまけに息つく暇のないコースレイアウトで、身体は痛めつけられる一方だ。

ラクションの“掛り”が抜群のコース、つまりは柔らかい路面ばかり走っていたせいか、走り慣れているはずのMX408が、いつになく手強く感じられる。ざりママさんのYZや#172さんのCRFが速く映るのは、練習の賜物か?!それともRMが遅過ぎるのか。「このままではマズイ・・・」と思いながらも、20分を待たずにスローダウンする始末。最後の1クールに期待して、とぼとぼとコースから離れていく。

ミニフープスからテーブルトップを越えて上り勾配・・・ふと右手を見れば、全開のつもりがハーフスロットル?!半分しか開いていない。これじゃあ・・・と気持ちを入れ直して、右手を少し深く握り変える。全開、そして開けている時間を長く・・・それだけを意識して、周回を重ねていく。徐々にだけど速度感が戻ってきて、いくぶん腕も楽になってきた。マシンに身体が遅れることもない。20分間、極端にタレることなく走りきって・・・ようやく納得してチェッカーを受けることができた。最後の最後で、レースにつながる良い感触を掴めたみたい。junkoさんもいないし、ryoオープンクラス。okano師匠さえ抑えれば・・・何となく“いけそうな”空気を感じながら、意気揚々とパドックへ引き上げていった。

<いよいよ次回はレース編・・・本番の結果は如何に?!>