これで少しはステップワークがうまくなるといいんだけど・・・

気にもしていなかった天気・・・油断していたら、明け方に雨が降ったらしい。それも、結構な勢いで・・・。歩道のあちこちに水たまりが光って見える。そうとも知らず、いつもの道を辿っていつものコースへと急ぐBongo。龍ヶ崎に入ってからも点々とする雨の痕跡に、堪らず覗いた“MX408コース情報”には「今朝方の雨で、コースはちょうどいいお湿り具合でいい感じです」と記されている・・・信じるしかない。

さすがにキッズのレース前日だ、パドックは大盛況。「トラクションは・・・極上とはいかないかも?」と“白状”するsaitoさん、コースの状態はちょうど良くはないみたい。キッズに交じってMC組の姿もちらほら、その練習熱心なA父子の隣が今日のパドックだ。レース前の熱気に包みこまれるMX408、練習走行なのに緊張感漂う雰囲気をしばらくぶりに味わう。

コース脇の雑木林で季節外れの蝉が一匹、いつもの調子で真夏の調べを奏でている。MCで上を走る連中との違いは何か?スロットルを開ける時間と、どのくらい開けているか・・・ただ、それだけ。でも、それが簡単ではないから、どんどんと離されてしまう。それでも、A父の後ろを走りながら、開け始める場所と開け方がわかったのは良かった。20分×4本を最後の最後まで思いっ切り走ったら・・・上半身裸でちょうどいい気温も手伝って、いつも以上に身体がくたくたになっていた。

陽もまだ高い午後3時、すっかり後始末を終えたBongoが向うのは・・・WESTWOOD。ちょうど走行の合間に「アレ、入ってますから」と、kubo-chanから電話があったのだ。通称“悪魔の券”も、今回ばかりは、時機良く舞い降りてきた“天使の券”。ソールに穴が開いてしまったブーツと、傷みの激しいブレストガード・・・値の張るものを手に入れる絶好の機会だ。

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その第一弾にはSIDIの新型ブーツを選ばせてもらった。一応右足でサイズを確認してから、“魔法のカード”で支払いを済ませる。ryoがバイトなのであまり長居もできず、細いお姉さんにいつもの「じゃあまた!」と声をかけて店を出た。ブーツが入った大きな箱をBongoに詰め込んで、のんびりと帰路に着く・・・地面を照らす太陽と充実した一日に「ありがとう!」と心の中で叫びながら。