その勢いには、いつも気おされてしまう・・・

朝から大騒ぎ、とんでもない車両に乗り合わせてしまったようだ・・・。

ryoの軽トラに乗って駅まで来てしまったせいで、時間が余ってしかたがない。約束の時間に北千住へ到着するにも、たっぷり1時間以上の余裕がある。“東武ブックス”で立ち読みするにしても、そこまで潰すのは大変だ。そもそもクルマ通勤に慣れた身体には、朝から立ち続けるのは・・・かなり辛い。手っ取り早く時間を潰せて、楽できるからと乗り込んだのが・・・予想外に“賑やか”な日比谷線直通の中目黒行きだった。

騒ぎの元は女子高生。ちょうど通学時間に当たったのだろう、右も左も、両側の座席いっぱいに広がって、大笑いしながら話をしている。耳元でレディー・ガガが叫んでいるせいで何を話しているのかは聞き取れなかったけど、朝から、楽しくてどうしようもないといった雰囲気だけは伝わってきた。我慢できないほどやかましいこともなくて、元気のいい笑い声に思わずつられて笑みがこぼれるほどだ。彼女たちの高校があるのは隣駅、つかの間、“違和感”のある空間を楽しませてもらった。

一駅走っただけで一気に潮が引いた車内は、いつ降り出してもおかしくない曇り空に包まれて・・・すっかり色を失っていた。座席に座る人もまばら、開け放たれたドアからは冷たい空気が足元に流れてきて・・・少し肌寒さを感じる。「秋めいて・・・」を通り越し、それまでの“遅れ”を取り戻すかのように急いで深まっていく秋。・・・後はからっとした太陽が覗けば言うことなしだけど・・・今日と明日、二日の辛抱かな?これから向かう会社も、元気のいい人たちにあふれている。ちょっと“おすそ分け”してもらってくることにしよう!