さしずめ“神在月”のコースは、変わらぬ雰囲気で走り応えも十分!~消えたテーブル編

プロテクターを付け始めたところに、ryoが戻ってきた。まだ2、3周しかしていないはずなのに・・・いったい何事?!。KXに跨ったままのryoに近づいていくと、ヘルメット越しに「テーブルトップが無くなっている!」とだけ伝えてコースへと戻っていった。コースが改修されていることを知らせたかったようだ。なかなか暖まらないエンジンに季節の移ろいを思う。サイレンサーから白煙を吐き続けるRMとともに、かなり遅れてコースイン・・・接地感は上々だ。

スタンディングのまま大小二つのテーブルをやり過ごして第1コーナー、立ち上がって5つのコブを越えると・・・“問題”の小さなテーブルトップがあったところだ。上り勾配に入る手前の小山は、ほとんどが削り取られて、すっかり均されてしまっていた。MX408コース情報を見て何となくそんな気もしていたけど、何か夢でも見ているような気分だ。捉えどころがなく、その平坦さが返って厄介に映る。速度の乗りもあまり良くはない。消えたテーブルトップは思いの外“効き目”があるようだ・・・。

散水?!で滑る路面と相まって、加速する契機がうまく掴めない。削り取ったままのアウトバンクは、まるで切り立った壁のよう、朝の低い陽射しがアウトバンクに陰をつけていて、どこを走れればいいのか・・・まさに手探りの状態、思うようにスロットルも開けられないでいる。ただ、第1コーナーの立ち上がりからラインが選べるようになって、これはこれで楽しいかもしれない。もう少し乾いてくれば安心して開けられるし、その頃には陰影もなくっているはず・・・次のクールが楽しみだ。