雨に想う日々もある

往年のランディ・マモラじゃあるまいし、雨が好きなライダーはそういないはず。おまけに、この寒さ・・・。沈む心に雨音が大きく響いている。冷たい雨は、いつ止むでもなく、不規則に窓に砕けて滴り落ちていく。どうやら天は、この週末を“一休み”にしてくれるようだ。

バイクに乗り始めて、かれこれ30年。我が人生においてKISSの次に長い付き合いに、感心しきり・・・。よくもまあ、飽きずにここまできたものだ。東本さんの言を借りれば「バイクに乗り続けることを誇りに思う」かな?!

雨に邪魔されることもあれば、雨に感謝する日もある。その繰り返しの中に、陽射しを受けて走る日々がある。記憶の淵に残るのは・・・決まって“悪条件”の日だ。気持ち良く走れた日は、自然と心身に溶け込んでしまうのかもしれない。

気がつけば五本の指に入ろうかという“付き合い”が、明日で終わりを迎える。L1が出されて・・・残るはあと一日。明日も雨が降るらしいから、記憶に刻まれる一日になるのだろう。誇りに思える年月だったかどうか別として・・・。