まずまずのスタートが切れたような

団地の路地から通りに出る。いつもは左に曲がるT字路、右へウインカーを上げて・・・11月の始まりだ。生憎の雨がサイドウインドーを滲ませているけど、慣れない駅までの道のりに気分は上々、久しぶりにワクワクする月曜日を迎えていた。

PASMOが読み取られて改札の扉が開く。ピッという電子音に“不思議な満足”を感じてしまう・・・長くクルマ通勤をしていたせいだろうか。ただ、悪い気はしない。むしろ、何か楽しいことが起こりそうな予感さえする。ちょうどホームに入ってきた急行、いつもとは違う前寄り、3両目の車両に乗り込んでみた。

東武線からJR線へ・・・北千住駅で味わうのは、どうにも馴染めない通勤ラッシュ。しかし、今日はその独特な人の流れにも着いていけているし、混み合った車内でも何となく居場所が落ち着いているし・・・ホールショットではないけど、良い位置に着けて第1コーナーに入っていけた、そんな感覚だ。

“旧友”二人と日暮里駅で落ち合ってから、新しい職場へと向かう。奇しくも数年前、平和島の駅で待ち合わせた時と同じ顔触れだ。南口の狭い改札を出ると、雨は霧雨になって、空も明るくなってきていた。良い走りができそうだ!