無事ニューウェアのデビューを飾れたようだ~練習走行編1/2

前泊するか、場所取りしておかないと・・・第一パドックに停めるのは無理なようだ。MX408の常連も第二、弟三・・・果ては第四パドックに追いやられているし、ちょっとMCを甘く見ていたのかもしれない。“アウェイ”な空気に満ちている第一パドック、それでも見渡せば知った顔がちらほら・・・フラッグマーシャルもほとんどがMX408のスタッフだ。yamadaさんにもらった絶好の場所を“もう一度”噛みしめてから、ryoと連れ立って受付へと歩いていく。

格式ある大会らしい立派なエントリーリストを手に、大会委員長のありがたい話を聞いているうちに、公式練習の時間が迫っていた。まずは最高峰のGP&SEクラスから。一体どんな“振舞い”を見せるのか、数少ない観戦場所となった上り勾配の縁までいって見物させてもらう・・・と、レースと見紛うばかりの走り、もはやヒート1を見ているような気さえしてくる。「これで練習?とても手を抜いて走っているようには見えないけど」・・・“本番”さながら、音の塊がぶつかり合う様を目の当たりにして、MCの“本気度”が少しわかった気がした。

排気量が違っても、響く“勢い”は少しも変わらない。一周目、最初のコーナーを立ち上がると同時にエンジンが吹け切っている・・・全開だ。“本気”で練習するSE150クラス、その走りに十分刺激されて・・・いよいよ順番がやってきた。スターティンググリッド前、40台に迫るミニモトマシンが走行開始を待っている。このところのMX408は、笑っちゃうほどタイヤが喰い付いてくれる。滑り出しを気にしながら右手を捻っていたカチカチの路面は、しっとりと湿った土に隠れている。saitoさん渾身の整備のおかげだろうか、とにかく開けられるのが楽しい。そんなMX408はホームコース、ぽっと出の連中にルーストを浴びせられるわけにはいかない。

<濃密な“12分間”は・・・次回に>