“ヤマカガシ”と呼ばれて~前編

マディとはいかなかったけど、水気を吸ったコーナーのおかげで、ずいぶんと泥をかぶっている。このところ簡単に済ませていた洗車も、今日は時間がかかりそうだ。早目に起きて、まずはワンコたちの散歩から。かなり暖かい田圃道・・・太陽の高度も上がって、ジャンバーなんか着てこなければよかった。そう思いながら東の空を見やる。今日のMX408は「一将祭」、天気に恵まれて・・・ニセmanabuも活躍することだろう!

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固く締まったストレートに、タイヤが埋まるほど緩んだコーナー・・・落ち着かない路面は、調子が掴みにくくて走りにくかったけど、ざりぱぱ&まま、kusaba家のお二人と、ここMX408で一緒になるのは久しぶりの面々だった。イバMOTO仲間のmori-yanに会うのも前回のレース以来だったし、コースの状態も、しばらく楽をさせてもらっていたし、ちょうど良かったのかもしれない。

キャリーのパンクをワタシが診る代わりに、洗車担当はryo。新品のSIDIだけは何となく任せる気になれず・・・「自分で洗うから!」と伝えると苦笑いだ。カーポートとガレージとに分かれて、お互い作業が始まった。

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二本目を走っている時だった。リヤブレーキのペダルが上手こと踏めていないのに気づいた。フニャとしたペダルの感触と減速しない車体・・・ブレーキが効かず、真っ直ぐバンクの上に向かっていくRM。フロントブレーキレバーを少し強く握り込んで、どうにかいつもの速度まで落として、車体を右に切り返していく。チェッカーを受けてから右の足元をよく見ると・・・ブレーキペダルとマスタシリンダをつないでいるピンがなくなっていた・・・。

<後編に続く>