返したくても返せない・・・

結局肩のサポーターを手に入れられないまま、ryoと二人でMX408に向かう・・・いつもの週末。東の空にゆっくりと太陽が浮かんできた。それまで黒ずんでいた空は、紫から青へと静かに色を付けていく。見上げると、雲ひとつない空・・・一年前にはもう一人、一緒に行く奴がいた。#357を付けたCRF150RⅡを駆る友人、muraだ。

一昨日、昨夜の雨を吸い込んでなお、“ベスコン”と言い張るsaitoさん。記入した申込用紙を手渡し、パドックに目をやると・・・久しぶりに“ライダー”machi-sanのVanette が見えた。両手の指で足りるほどの寂しい台数、iguchi師匠のハイエースもまだのようだ。Vanetteの左側、iguchi師匠の分を確保してBongoを止めることに・・・。

時が過ぎるのは早いもので、今日で丸一年だ。最後に声を聞いたのが、一年前のMX408からだった。「調子が悪いんで、近々国に帰るつもり」と言っていたから、心配して何度も携帯に連絡したのに・・・留守電に繋がるばかり。あの日も・・・フリー走行の合間に、あまり期待もせずに電話をしたような気がする。何回目かの呼び出し音が消えて、“聞き覚え”のない声が耳元に響いた・・・。

コース全域を丹念に散水したような感じ・・・“散水のスペシャリスト”maedaさんからそう聞けば、確かにベストコンディションに思えてくる。RMと、#357を付けたCRFを降ろし終わったところに、kusaba車が登場・・・あわや大怪我の転倒劇から一週間で復活している・・・やっぱり身体、丈夫に出来ていると思う。そうこうしている間に、遅れていたiguchi師匠も到着。ニセmanabuもコース寄りの場所にクルマを止めて・・・今日も楽しい一日になりそうだよ、mara-chan!

<次回に続く>