KISS Ballads

いつも元気なWESTWOODの大きいお姉さん!その節目の“記念日”に間に合った、自家製のKISSバラード集。コタツでパソコンに向き合い、曲を選んではLISMOのプレイリストに入れて・・・選りすぐった“11”のバラード。思いの外時間がかかったのは、選んでいる最中に再生ボタンをクリックして、曲に聞き入ってしまったから。ちょうど部屋の片付けをしていて、出てきたアルバムの懐かしさに思わず手が止まるのに似ているかもしれない。ただ、パソコンの貧弱なスピーカーから流れる旋律は、どうにも再現性が悪く、音の輪郭がささくれ立って耳に届く。ストリングスの音色に絡まるしゃがれたピーターのヴォーカルも、かすれ具合がどこか安っぽく聞こえてしまう。

車の中で聞いている姿を想像しつつ、リストに入った11のバラードを口ずさみながら、あれやこれやと並べ替えてみる。そして、並べ替えては元に戻したりを繰り返して・・・落ち着いたのが、こんな“セットリスト”。最後の「Rock And Roll All Nite」は完全に“おまけ”、ご愛敬だけど、満足のいく選曲になった。交響楽団と一緒にライヴを演じることはあっても、この“セットリスト”を武道館で披露はしないだろうけどね。

1 Shandi

2 Every Time I Look At You

3 Goin' Blind

4 Beth

5 Forever [Single Version]

6 Great Expectations

7 Hard Luck Woman

8 Sure Know Something

9 A World Without Heroes

10 I Will Be There

11 Nothing Can Keep Me From You

Bonus Tracks~

12 Shandi (Symphony Alive IV)

13 Beth (MTV Unplugged)

14 Rock And Roll All Nite (Kiss Alive IV)

日曜日の練習帰り、さすがにCDだけでは「色気がない」と、近くのコンビニで“プチケーキ”を買って、CDの入った小さな紙袋に忍ばせる。時間が経つに連れ、動かそうとするだけで痛みが走るようになってきた右腕。とりあえず赤い小さな紙袋はryoに託して、左腕だけを軸にして、Bongoの運転席から地面へと身体を“落とす”。すでに赤い袋を手にした大きいお姉さん。少しはCDに収めた14曲の講釈でもしたかったのに・・・あいにくの“接客中”。それでもひと段落すると、ケーキの差し入れがお気に召したようで、元気の出る笑顔を振りまいてくれた。CDじゃなくて、ケーキに喜ぶ姿は・・・やはり女の子だ。せっかく珠玉のチューンばかり集めたと言うのに・・・まあ、年に一度の記念日、可愛い笑顔に免じて許してあげようか。

買い物をすませて帰り道、いつもよりも1時間以上遅い時間に農道を走る。日曜日の7時近くとなれば、夜陰に流れるヘッドライトも少ない。“KISS Ballads”・・・「意外と楽しく作れたなー」と、ハンドルを握りながら遠く学生時代を思い出していた・・・。レンタルレコード店で大量にシングル盤を借りてきては、レコードプレーヤーからカセットデッキへと録音していく・・・1枚1枚、レコードを取り替えながら。借りてくるのは決まって“明菜”や“きょんきょん”といったアイドルのシングルばかりだったけど、カセットテープの“残り時間”に合わせてA面とB面に入れる曲を考えるのが楽しかったっけ。そんな楽しい“時間”を思い出させてくれた大きいお姉さん・・・お誕生日おめでとう♪