さすがにこの“歳”では・・・一週間で“完全回復”は無理だった

走れるかどうかはわからないけど・・・タイヤの神様の“交代”だけは終わった。愛機RM85Lのフロントには、初々しいゴムの匂いを漂わすブリジストン製M403がはめられている。ブロックから伸びたヒゲと、サイドウォールに滲んだオイル染みが、“新品”であることを主張している。マシンは完調、気になるのは右肩だけだ。

バイト先で確認するまで、明日の予定がわからないというryo。BongoにはRMだけを、運転席側、右端のいつもの位置に載せておいた。押し上げるときにちょっと力が掛った右肩には、痛みが走り、マシンを支えるだけの力すら入らない。おまけに腕組みするのも、ままならない状態では・・・ご機嫌に跳びはねるのは無理かな?

夕暮。北の空に、黒味がかった灰色の雲が降りてきた。予報では、夜半に“お湿り”程度の雪が舞うようなことを言っている。乾ききった空間に、いくばくかの水気を降り撒くつもりのようだ。雲はまだ北の彼方・・・この前のように、「知らぬ間に辺り一面真っ白」という展開だけは勘弁してほしい。

ウェアやらヘルメットやら、明日の身支度品に、“干からびた”一品を加えることにした。すでに用済みで、そのうち処分しようとしていた661製の“ショルダーブレース”。ベルクロの粘着力が弱いので何とも心許ないが・・・丸腰よりはマシだろう。風呂上がりに試着してから、ウェアと一緒に持っていくつもり。okano&iguchiの両師匠に相手してもらえるかどうか・・・とりあえず早目に眠って、少しでも“回復”させておきますか。