雪が解けて・・・もうすぐ春ですね♪

空いっぱいに広がる青。三日目にしてようやく姿を見せた太陽。雨上がりの北風が、水気をまとって指先に冷たく絡みついてくるけど、溶けこんだ陽射しに強ばった身体がゆるんでいく。遠く東に佇む筑波山が、暖かな光を受けて、枯れ木色の南面をほんのりと赤く煌めかせていた。

空に太陽がある限り・・・昭和の大スターが歌い上げるまでも無く、その明るさは“やる気”にさせてくれる。「今、谷田部に向かっています。今日は408ですか?」。朝方、久しぶりにdan-choから受け取ったメールにも反応しそうになったぐらいだから、やはり太陽というのは大した奴だ。

ただ、二日養生しても変わらぬ右肩。「もしかしたら?」・・・二の腕にヒビでも入っているのかと思わせるほど、調子が出ない。動かす一瞬の間を狙って電気が走ったように痛み、右腕に込めた力が消えていく。折からの強風、交差点で支えきれずに倒すのも、ひどく格好悪い。250EXC-Rに火を入れるのは諦めて、RMとKXを磨いてやることにした。

乾いたMX408しか走っていないせいか、泥汚れもほとんどない二台。高圧洗浄機の力を借りるまでも無かったが、あらわになった黄色と緑の原色が陽射しにさらされる様は、見ていて気持ちがいい。明るい緑のKX、その奥に、抜けるようなレモン色のRMが覗く。ナノハナ色を光が包み込んで・・・どこか春の予感を感じさせてくれた。明日はまた天気が下り坂だと言う。ひと雨ごとに春めいてくればいいけどネ!