大人ゆえに・・・お楽しみは来週にお預け~その6

常連の姿が少ないパドックで、代わり映えのしない「カップ焼きそば」の昼食。ryoと二人だけで昼を取るのは、ずいぶん久しぶりのことだ。RMがokano師匠のCRFに絡まれている間、ギヤ比を下げて、お気に入りの低速仕様になったKXは、“格上”のA父子に勝負を挑んでいたらしい。お互いに“ほぼ”満足した午前中、その満ち足りた気分に水を差していたのが・・・例のステップアップだ。「跳び越えないことにはどうにもならない」・・・途中で顔を見せたokano師匠も同じ意見。その後を加速していくためには、何とかして跳ばないと話にならない・・・レースとなればなおさら、ここで勝負がついてしまう。

「技量と度胸が試される厄介な新参者」・・・初対面の印象は、午後になっても変わらない。コーナーを立ち上がってから斜面までが短く、いつもの走りだと車体が真っ直ぐになるのは斜面に差しかかる頃。この間にマシンを立ててしっかりと加速できなければ、跳び出すことはできない。そこへ持ってきて、跳び出し口の先にあるテーブルトップまでに感じてしまう微妙な“距離感”。この“距離感”が、走る者の度胸を試しているかのようで・・・跳び越えるまでに苦労させられた旧4連ジャンプが思い出されてくる。

<明日の停電対策もあるので・・・今日はここまで。最終話は次回?!>