埃立つ乾いた路面と馴染みの微笑に・・・気分は上々!~2

“度胸試し”の2連ステップアップは、一度も試せなかった。それでもインベタでやり過ごして、続く2連ジャンプからテーブルトップまでを半クラッチでうまくつないでいけば、大きくリズムを崩すことなく走り抜けられることはわかった。okano師匠とバトル練習していて教わったことだ。今年になってから一緒に走る機会が多くて、昔に戻ったみたい。MX408に通い始めた頃が思い出されて、何だか楽しい。

「これでざりママでもいれば・・・」と、時折ゆるんだことを考えながら、二人の師匠と代わる代わる、時に三人でバトル練習の繰り返し。三人とも勝負どころが違っていて、これはこれで面白い。悔しいのは、iguchi師匠が例のステップアップを跳べていること・・・そこで離された車間は、そうそう簡単には詰まらない。ただ、その赤い車体を追い詰めるのが・・・何だか楽しい。

ニセmanabuの天敵が余計な真似をしてくれたおかげで、ムキになって水を撒くsaitoさん。残り40分を切ったところで、まさかの“散水ショー”が始まってしまった。気のせいか、ポンプから吐き出される水は、“いつも”よりも豪快だ。「さてと、これから」と準備していたiguchi師匠は腹の虫が収まらないようだけど、バトル練習を終えて戻ってきたワタシとokano師匠には、唸りをあげてコースを動き回る散水車が、何だか楽しくて仕方がなかった。

<次回に続く>