跳び出さないのは・・・今日まで~赤い彗星?!編

いつもと感じが違うのは、50や65マシンがパドックに溢れているからか・・・小さなマシンがトランポの後ろに並んでいる姿は、それはそれでほのぼのとしている。背の低い原色たちを避けながら、ゆっくりとパドックを縫っていくと・・・machi-sanのvanette。久しぶりに見るBongoと“兄弟車”の横には、いつもの緑ではなく赤いマシン・・・まぎれもない、HONDAのCRF150RⅡだ。一体KX250Fはどうしたの、machi-san。ワタシの視線に、照れながらもまんざらではなさそうに笑っている。

Bongoから降りて、向かった先はmachi-sanのところ。もはや掛ける言葉は一つしかなかった・・・「どうしたの?コレ」と。マシン自体は見慣れた150。ただ、ここにあるのが何故だかわからない。iguchi師匠もニセmanabuも興味津々、冷やかしながら詰め寄るワタシらに・・・何を「一からやり直す」つもりなのか、とにかくミニモトからもう一度やり直すと言う。KLXの頃から一緒で、すっかりライムグリーンが馴染んでいたmachi-sanだけど・・・CRF150RⅡを見つめる瞳は、何だかとてもうれしそうだった。

昨日も“非公式”に練習していたiguchi師匠は、9時を過ぎても着替える様子がない。そして9時20分、今日が“初乗り”というmachi-sanの後ろ姿を追うようにしてコースへ。散水した路面の“艶”に、先週の転倒が思い出されて・・・今ひとつ乗り切れない。しばらくリヤタイヤの喰い付きを確かめるようにしていると・・・同じように走るCRFが一台。machi-sanだ。ストレートで追い越しざまに、お互いヘルメットを捻って顔を見合わせる。気心の知れた仲間が増えて、これから楽しく走れそうだ!

<この後さらに驚かされることに・・・次回に続く>