跳び出さないのは・・・今日まで~いつものバトル序編

後半には湿り具合が程よい加減になって、路面も楽しい走りに協力的だ。こうして丁寧に整備されているMX408が・・・ワタシは好きだ。saitoさんにとっては、もはや“盆栽”なのかもしれない。先週転倒を喫した上り勾配でも、アウトの縁までRMを寄せていけるようになった辺りで・・・最初のチェッカーだ。

1クール目から満足してパドックに戻ると、遅れてきたokono師匠が近づいてくる。「昨日走り過ぎた」と、少し疲れた表情で話す師匠。その顔がパッと明るくなったのは・・・そう、machi-sanのことを話した瞬間だ。同じクラスで同じマシン、しかも“身内”とくれば、自然と笑顔がこぼれるわけだ。40分の“待ち時間”も、他愛のない話が積み重なって、あっという間に過ぎていった。

iguchi&okanoの両師匠も準備万端、役者が揃って2クール目が始まる。2台のCRFとRMが寄れば、誰からともなく仕掛けてきて・・・いつものバトル練習。ryoのKX85Ⅱは、絡んで走るには少し速過ぎる。machi-sanが“乱入”してくるのを期待しつつ、iguchi師匠の後を追いかけてコースイン。1周目、奥のフープスの手前でアウトからCRFを抜きにかかる・・・バトル開始だ。

<次回に続く>