梅雨、明けた!~中

今日の半谷は、ミニモトの方が多い。多いと言っても、ミニモトがryoとワタシの二台、対してフルサイズは、さっきの高校生だけだ。結局午後になっても、三台でコースを占有、何とも贅沢な練習になった。ただ、せっかく走り放題なのに、あまりの暑さで休んでいる時間の方が圧倒的に長い。大小、いろんな長さと組み合わせのジャンプに喜んでいるryoも、さすがに30分は走れない。用意してきた飲み物ばかりが、どんどん無くなっていく。

それでも一緒に周回できるのは、ひさしぶりだし、やっぱり楽しい。午前中こそ、様子を見ながら遠慮がちに走っていたryoも、午後にはほとんど全力でコースを攻め立てる。そんなryoと前後を入れ替わり、絡んで走る・・・前を走っていれば、フロントタイヤをねじ込むようにして、コーナーの突っ込みで仕掛けてくる。「いつでも抜けるよ」な走り、上ってくるストレートから右へのターンでは、アウトとインに分かれて並んで立ち上がる。“近く”じゃなくて・・・すぐ“傍”に、KX85Ⅱが居る。

KXを前に出すと、ジャンプの飛距離が違う分、少しずつ遅れてしまう。第一コーナーから上りのストレートを回り切るまではKX、その先、フープスを越えたS字コーナーまでをRM、そこからコーナーを抜けてダブルジャンプまでがKX。お互い得意なところが違うから面白い。ワタシは「跳べない」、ryoは「跳ばない」連続ジャンプを、揃って“なめて”通過、そして、もう一周・・・。競って走るのは“モトパーク森”以来、少なくともワタシには、いい練習だ。楽しく追いかけていける。

<次回に続く>