午前5時19分、Osaka。
あと30分、もう一眠りできるギリギリの時間だ。今日のOsakaは、午前4時54分に夜が明ける。そこから、ほんの少し前の刹那が、ちょっとかしこまった言葉とともに送られてきた。東京みたいに広くないから・・・海に開けた西側は別にして、少し背のあるビルに上れば、Osakaが周りを山に囲まれているのがよくわかる。その一角に、後ろから光が射してきて、夜明け前。暗くて青い空の下、低く連なる稜線だけが、明るい橙色の帯に光っている。「夕焼けじゃないですよ!!朝焼けですよ」。その手前で、まだ沈んだままの街には、明かりがいくつか光っていた。
仕事が決まったら東京で逢う約束をしていたsumiちゃん・・・何かと“ワケあり”で、結局、東京に本社のある会社で働くのはあきらめてしまったらしい。せっかく待っていたのに・・・・また少しだけ“遠く”なってしまった。まあ、楽しみは後に取っておくくらいが、ちょうどいいのかもしれない。メールの返信に悩んでしまったまま家を出て・・・You Tubeを聴きながら、今度のカラオケに備える電車の中。この前、上手く歌えなかった「ヒカリへ」を聴いている・・・。
僕は今 さがしはじめた 水しぶきあげて
果てしなく続く世界へ
あふれだす情熱を胸に どこまでも行くよ
まだ見ぬヒカリ 求め
その向こうへ
東京の街は、ビルに歩道に人の顔に・・・ヒカリがあふれ返っている。今日も真夏だ。この夏の間に再会できることを・・・楽しみにしてる、sumiちゃん!