二度目のMCFAJ

「仕掛けた時に抜かないと・・・抜けないよ」Lox-Bクラスを制して、表彰台の真ん中から降りてきたryoに、MCの先輩たちから手厳しい祝福の声。はるか後方で、tomobeさんの背中を見続けたままワタシにはわからないけど・・・混走していたLox-Aクラス、フルサイズの“一番”を、もう少しのところまで追いつめていたらしい。でも、「ライン取りを変えない」で「仕掛けた時に抜かない」から、総合は2位止まり・・・。ちょうど一年振りになる二度目のMCFAJ大会、ryoにもtomobeさんにも先に行かれて・・・結果には悔しい思いがにじむけど、声を上げて笑えた一日だった。

霧の中、龍ヶ崎の市街を背に走るフロントウインドウから、白い太陽が浮いて見える。月と見紛うばかり。昨日に負けず、いい陽気になりそうだ。8時前、いつもの日曜日より30分以上も早く、亜鉛工場の角を曲がっていく。道沿いの第3パドックが開かれて、奥に何台かトランポが停まっている。今日はMCFAJの最終戦、場所取りを頼めなかったら・・・Bongoをここに入れる破目になっていたかもしれない。“前日入り”したori-chanに感謝しながら、細くゆっくりと坂を下っていく。下りきって、田んぼを抜って、砂利道にたまった水を踏み抜けていくと・・・重そうに赤味がかったMX408が、黄色や赤、青色のテントに彩られていた。

<次回に続く>