二度目のMCFAJ 6

<11/17の続き>

全開にした右手が、ホームストレートを短くする。第一コーナーの入口にあった凹みも均されていて、フロントタイヤを不安に思うことも無い。続く第二コーナー。目の前からアウトバンクに向かうryo・・・あくまで“練習”と言わんばかり、確かめるような速度だ。気分の乗りは、こちらが“上”らしい。赤土が寄せられてできたイン側の“軌跡”に、気分次第でRMを傾けていく。KXの鼻先からテーブルトップジャンプを跳び上がり、後は・・・いつになく食い付く路面と戯れるだけだ。

目の前を走る150クラスのマシン達。見慣れない色と意匠のウェアが、名物のフープスで文字どおりに“右往左往”、迷走している。右端から二回跳んで、ちょうど真ん中から、前を走るCRF150RⅡを避けるように左端へ斜めに切れ込んでいく。どうしても「嫌いになれない」大きな左回り・・・なのに、今日もここだけは、思い切り弾けられないでいる。じっと我慢して、ストレートの先にあるバンクまで見通せるようになってから、右手に力を入れていっぱいに絞り込んでやる・・・。

<今日はここまで・・・次回に続く>