直線番長!?

続くときは、こんなもんだ・・・。一日ずっと事務所に居ることができずに今日も外出、しかも今日は少し遠い。日暮里を出て、田町に寄り道してから・・・神奈川の川崎市まで。思わず“帰巣本能”が刺激されるように、南へ南へと下がっていく。それでも、JR線に「武蔵小杉」という新駅ができてから、この経路もずいぶん楽になった。この駅ができる前は、京浜東北線でいったん川崎駅まで下ってから、南武線に乗り換えて「向河原」駅までという行き方しかできなかった。新しい経路だけじゃなく、30分以上は短くなった工程に一役買っているのが・・・その横須賀線の“直線番長”ぶりじゃないだろうか・・・。

品川から乗り換えると、西大井、武蔵小杉と続くJR横須賀線。この区間しか乗ったことは無いけど、いい感じの直線路でつながっている印象だ。品川駅を出てすぐ、「踏切内に人が立ち入った」と、車両が緊急停車。「遅れを取り戻そうとしてるんじゃないの?」連れが話していたとおり、1分ほど停まっていた時間が“加味”されたのかもしれなかった・・・。再び走り始めた車体は、いつまでも加速を続けて、荒れた線路に揺さぶられながら速度を上げていく。吊り革につかまった体が、前後左右に大きく揺れる。

“スロットル”と“ブレーキ”が自分の手の中に無いことから来る、少しの恐怖・・・敷設の拙さが、やけに速度感を煽る・・・このやんちゃな感じは、大阪から京都へ移動するのに使った“新快速”にそっくりだ。ほぼ直線で結ばれた線路で、立ち往生した記憶がよみがえる。確か「小動物が衝突した可能性」が、その理由だったはすだ。武蔵小杉の駅は、ホームが大胆な弧を描いている・・・その手前で、しっかりと減速された銀色の車体。“直線”のまま駅に突っ込んでいく新快速の方が・・・ちょっぴりやんちゃかな?ねえ、sumiちゃん!