フリー&フル 4

<4/23の続き>

たぐる路面は、”カチパン”よりも確かに楽だ。いくつかのコーナーは、細かいことを気にしないで、タイヤ任せにできるほど。ラインは少ないけど、先週のように縦一列で走らされるような一本道はなくて・・・コースのほとんどが白く乾いていた。一周目のフープスを越えて、バックストレート。ここから手加減無しの加速を始めてみる。

先週、CRF150RⅡで走った時は、2、3m手前で減速が終わっていたのに・・・RM85Lで同じ第2コーナーに突っ込むと、そのままバンクを乗り越えてしまいそうになる。せっかく縮んだフロントフォークを伸ばしてしまい、どうにもちぐはぐだった先週のCRF。ちぐはぐさは変わらないけど・・・今度はブレーキが足りなくて、フロントフォークを縮ませ切れない。エンジンブレーキに慣れた右指が、ブレーキレバーを握り込めていないのだ。

ステップダウンジャンプ後の第5コーナー。本当はベストラインのはずの、イン側に盛られたコブとアウトバンクの間の平らところには、タイヤの痕も無い。ただ、ブルドーザーのキャタピラに合わせた土が、ギザギザのまま固まっている。試しにRMのフロントを、そのラインに向けてみると・・・ガツガツガツガツとフロントフォークが突き上げを喰らう。ハンドルが落ち着くはずもなく・・・しばらくはラインを外して走るのは止めておいた方が良さそうだ。

<つづく>