MONSTER 2/2

「ちょっと違った感覚」

『MONSTER』。10月16日にリリースするKISSのニューアルバムのタイトルだ。ホームページに貼り付けられた画像は、そのジャケットらしい。噂ではなく事実であることを、ビルボードのインタビューに、ジーン・シモンズが答えていた・・・「新作『MONSTER』で、これまでとはちょっと違った感覚を味わうだろう」と。少し大人びた歌詞を揃えたのだろうが、それはどうでもいい。もうすぐKISSの新曲が聴ける、それだけで十分だ。「“ザ・デヴィル・イズ・ミー”は懺悔に近い。世の中の悪を非難するのもいいけど、自分にだって悪の部分がある。デヴィルは自分なんだ」確かに、ちょっと違う雰囲気がする。この曲、たぶん作ったのは・・・ジーンだろうけど。

「ベスト3」

ポール・スタンレーがプロデュースを担当しているというこの『MONSTER』を、「自分たちのアルバムの中でベスト3に入る」と自信たっぷりだ。「他のことを何もかも捨てて仕事にかかった」というポールを、「スタンレー以上に信用できるヤツがいるか?」と話すジーン。ポール作の1stシングル“ヘル・オア・ハレルヤ”もすでに世に出ていて、モトリー・クルーとのツアーでも演奏されているらしい。日本では結局未発表だった前作“SONIC BOOM”。“ROCK AND ROLL OVER”に似たストレートなロックンロールが詰まったアルバムから「ちょっと違った感覚」とは何だ?“DESTROYER”ばりのサプライズが待っているのかもしれないな・・・ああああ、10月16日が待ち遠しい!

「どこへでも行く」

アルバム『MONSTER』を引っさげて、世界中を回る予定があるという。「どこへでも行く」と言い切るジーンの言葉に嘘がないなら、東国の島国も予定に入っていなければいけない。前回の日本公演は、直前でキャンセルされてしまったし、“SONIC BOOM”のこともあるけれど・・・彼らの想いと、日本のプロモーターとにギャップがあるとしても・・・どうにか日本に降り立ってほしい。ポールが70年代に作った“イート・ユア・ハート・アウト”に、かなり手を加えて収録。それを「少し歴史のある曲も入っている」と語るジーン。アルバムはもちろん、ステージにも大量のギミックが用意されているはず・・・セットリストのオープニングが、今から気になってしまう・・・今度こそ!待ってるよ、日本武道館で!