2013 夏

晩夏。書店の“クルマとバイク”雑誌を並べた棚には、250の文字が良く目につく。この前、思わず手に入れた「Under400」も、“軽二輪で行こう”の文字のまま、まだ棚の中に残されている。他に「オートバイ」「ヤングマシン」「モーターサイクリスト」・・・バイク総合雑誌のどれもが、250ccマシンの特集を組んでいる。「オートバイ」に至っては、ご丁寧に“250”だけで“別冊”まで作っていた。帰り道にある本屋で、その全部に目を通していると・・・日ごと夕風が涼しくなるにつれて、心も落ち着かなくなってくる。ひと頃、まったく生気を失ってしまった250ccクラスは、ずいぶん元気を取り戻していた。80年代のように百花繚乱とまではいかないけど、オンもオフもそれなりに車種が揃っている。おまけに、国産メーカーだけじゃなくて、海外メーカーからも乗ってみたくなるような意匠のバイクが用意されていて・・・生産国を工夫しているおかげで、値段がこなれているのもうれしい話だ。この週末、ようやく夏休みがやってくる。季節はずれ、ギリギリの夏休みが・・・。風に吹かれながら、新車のカタログを集めに奔走するのもいいかもしれない。とりあえず、来年の夏に向かって・・・。