ライムグリーン、発進。 4

<10/16の続き>

#274のゼッケンすら着けていない、素のままのKX85Ⅱの横に立つ・・・黄色じゃ無いマシンとの組み合わせは、かなり奇異に映るらしい。“・・・らしくない”を通り越して、「似合わないのか?」。でも、あとでmachi-sanに聞いたら、「案外イイ線、いってた」と言うから、特別似合わないワケじゃない・・・もちろん、「SUZUKI、大好き!」を公言しているし、ずっとRM85Lに乗って、子どもたちには「RMのオジサン」で通っているぐらいだから・・・まだ馴染まないのはしかたがない。いまだに「息子さんのマシン?」と訊かれるんだから、ホントしかたがない。またいつか、黄色に戻る日もあるかもしれないけど・・・今は、これ。このライムグリーンが、ワタシの愛機だ。

ニセmanabuが見立てたとおり、KXに乗る見慣れた姉弟が目の前、他にKTMとYZが一台ずつ・・・目立つのはそのくらいで、思っていたよりも、子どもたちの姿は少ない。これなら変に気を遣わなくても良さそうだ。50ccマシンの走行枠ができて、ひさしぶりに、ひとつ増えた“4クラス分け”での練習走行・・・一本ずつ、無駄にしないで走らないと・・・2組目、9時20分からの走行にあわてないように、さっさと着替えを急ぐ。クルマの中でも“寒くて”後悔した、綿の長袖シャツを脱いで、上半身だけ露わにする。もう「着替えるだけで汗が出る」とはいかない。風も無いのに、ヒヤリと何かが触ったような気がした。

<つづく>