そろそろ気になる空模様

あきれるほど真っ直ぐに続く農道を抜けて、利根の運河から県道へと躍り出る。運河を越えれば、野田市。でこぼこに砕けた夜に滲んでいた白い満月は、いつの間にか雲に隠れて、見えなくなっていた。ヘッドライトに黒く照らされていたアスファルトが、乾いた灰色で先へと伸びている。この道を「仕事帰り」と言うには、時間が経ち過ぎた・・・少し遅い「練習帰り」と言った方がしっくりと来るいつもの県道を、bongoが西へ走る。足下から、外の寒さがまったく伝わらないくらい、暖気が勢いよくあふれてくる。やっぱり車通勤は・・・堪えられない。

天気予報のとおり、海に近いところだけが冷たく濡れたらしい・・・我孫子の街は、すっかり濡れそぼった歩道に、小さく雨が溜まっていた。きっと龍ヶ崎も、同じような空模様だったはずだ。月曜日から外してばかりいる予報だと、日曜日の前にもう一日、金曜日にひと雨あると言う。しっとりとタイヤに絡みつくぐらいなら良いけれど・・・週末は、真冬の寒さ、これ以上降られては、乾く間もないか・・・。