大人が子どもの大きいがか?子どもが大人の小さいがか?~前編

富山弁だ。

高校卒業の文集とか寄せ書きとか・・・たぶんそういうものに同級生が記した詞は、今もワタシの心の中にある。とても好きな詞だ。さりぱぱの一言で、ひさしぶりに思い出した。

前後のタイヤを変えたiguchi師匠のCRF150RⅡは、ひと月の空白がわからないほど速かった・・・はず。KX85Ⅱに乗り始めてからまともに競り合ったのは、これが初めてだから・・・コーナーひとつ分先を走る赤い車体を、KXで着いていけていることを喜べばいいのか、それとも、まだ調子が出ていないからKXで追いかけていけているのか・・・ラップタイムでも測ってみなければわかりはしない。ただ、右腕に力が入らなくなったのは間違いなくて、saitoさんのチェッカーに救われ、パドックへと戻っていく。

マシンを止めて一息ついていると、どこに居たのか、ざりぱぱがゆっくりとこちらに歩いてきた。今頃来て・・・てっきり午後から走るのかと思ったら、朝から町内会の用事をすませていて、今日はチームメイトの走りを観に来ただけらしい。黒地に薄い青の濃淡がお気に入りのone spring edition。ryoも好きなウェアは共用で、二人で交互に着ていたりする。だからなのか「パパさんかぁ。てっきりryoくんかと思った」と、KXに乗るワタシを見間違えたらしい。低めの身長に同じSHOEIのVFT-W、「何か、そっくり」と言われても、無理はないか。

<つづく>