White monster

ちょうど悪口を言っていたところだった・・・鳴り物入りで、本当ならMX408の“名物”になるはずの「ホワイトモンスター」。最後の右コーナーに敷き詰められた白い河砂は、確かにモンスターのごとくマシンを翻弄していたけれど・・・思い描いていた「スロットルを開けっ放しで、ルーストを高く舞いあげて駆け抜ける」シーンは、サンデーライダーの、しかも非力な85マシンでは端から無理な話で、外側にバンクのないサンドセクションは、欲求不満の溜まるコーナーのひとつになってしまった・・・少なくてもワタシには。結局、コースの“模様替え”とともに、いつしか消えて無くなり・・・今も同じコーナーにできる性質の悪いワダチが、かつての怪物の名残を伝えるだけ。okano&iguchi師匠にざりまま、ryoとワタシと・・・これでmachi-sanが揃えば“ミニモト常連組”の5人が、声高にそんな話をしていたのが昨日の今ごろ。まるで今日のことなんか思いもよらないほど暖かな日だまりがあったのに・・・その声を聞きつけた天から、今、止むことなく白い雪が降り続いている。これはこれで“ホワイトモンスター”、スタッドレスタイヤも履かず、タイヤチェーンもない我が家のクルマたちに、この怪物に立ち向かう手立てはない。ryoとkeiが無事に帰ってくることを・・・にじんだガラス越しの、白い空に祈るばかりだ。