I regret what I did.

両脇に田んぼが広がるあぜ道。その真ん中が、うっすら白く光っている。昨日のようなにわか雨もなくて、空は明るい曇り空。夕日に焼けているわけじゃないけど、ほどよい陽射しと乾いた風が注いだ一日は、ゆっくり日暮れを迎えて・・・もう帰ってはこない。ちょっとした迷いと灰色の雲に、すっかり走るのをあきらめてしまったことが、足下のさらりとした土を蹴飛ばすたびに、今さらながら、悔やまれる。おまけに、冴え冴えときらめいていた昨夜の月も、今宵は雲の向こうに隠れたまま。せっかくのスーパームーンも見られなくて――ことごとく“外して”ばかりの週末に、思わずシロとネロに八つ当たり――意味もなく強くリードを引っ張られては、顔を見合わせ歩みを止める。昨日、ニセmanabuにハッパをかけていたはずが、まさかの体たらく。ホントは自分にいら立っているだけなのに・・・空虚な後悔に包まれても、もう後の祭りだ。ただ、そんな弱気な日曜日に、思わぬ収穫があったりして――すこぶる印象的だった“SA”の体験記は、この次に!