初成田!?

新庄剛志がまたがると、フルサイズのマシンも小さく見える。グリップの外側から包み込むようにした右の掌が、ずいぶん乗り込んでいる雰囲気だ。「モトクロスバイクで、クルマ5台を跳び越える大ジャンプ」、テレビ映えするタイトルに惹かれて、チャンネルを6に合わせてみた。こんなイベント、てっきり第2のホームコースかと思ったら・・・空撮のようなレンズから届いた映像は、ちょっと小ぶりな木々に包まれている。茶色が強めの路面は、ほどよく荒れていて、タイヤによく絡みそうだ。強烈なすり鉢のような急坂と、先の見えない尖ったジャンプ――テレビでは「死角」と言っていた――は、聞いていたよりもずっと細く連なっていた。まだ行ったことのない“成田モトクロスパーク”、まさかコタツから初めて眺めることになるとは・・・。

okano師匠は「コワいけど、いいところ」と言ってたけど、確かに面白そうなコースだ。走ってみたくなる。これで“いつものところ”のように幅さえあれば・・・こんな形で“初体験”することもなかったろうに・・・。

明日から師走。来年は一度、行ってみようかな?森の匂いがしそうな“成田モトクロスパーク”にも。