初夏の軽井沢 2

<5/14の続き>

浅間山のふもと、「軽井沢モーターパーク」は、嬬恋の緑と起伏の中にある。きっと山砂にあふれていて、もうひとつの“ホームコース”である「モトパーク森」のように、ふんわりした感触を楽しみにしていたら・・・それは、みごとに裏切られた。ちょうど1週間前、GW真っただ中の日曜日に走ったときは、さらに慣れないギャップとアップダウンに、病み上がりの左ひざがすぐに弱音を吐いてしまった。路面は固く凸凹していて、ラインをはずすと砂利だらけ・・・スロットルをひねったとたん滑り始める感じが、慣れ親しんだMX408を思い出させる。いくつもの跳び下りるジャンプに向かい、2ヶ月ぶりに本気で走って“元”に戻ってしまった左ひざも、夕べの草津の湯でほぐれてくれている。おとといの雷雨が残っていれば、かさついたコーナーも少しは落ち着いてくれているだろう・・・遠く浅間の山腹に、残雪が白く光っていた。

<つづく>