Open Arms

まあ、あるとは思っていたけれどね・・・それが今日だとは。そんなことを気づかせてくれるのは、もちろん歌トモ。今日、1月19日に、国営放送の番組「のど自慢」が始まったからだとか。そんな記念日に、カラオケチェーン店はいずこも沈黙。まったくメルマガが飛んでこないのは、歌トモならずとも、文句のひとつも言いたくなる。朝イチに送られてきた「件名:お疲れ様です」のメールには、冒頭そうした話がつらつらと書かれていた。

今年になってからまだ手合わせしていないけど、お互いに新しい曲は練習しているようで・・・「新曲は、5曲ほどになりました」と、控えめながらも、うれしそうにつぶやく歌トモ。こちらもメロディーとリズムはしっかり覚えたし、あとはまったく不勉強な“歌詞”を、ぶっつけ本番の画面を見るだけで追っていけるのかどうか、それだけが心配の種。でも、きっと喜んでくれるはずだ。何せ、ワタシは倍の10曲を用意しているのだから・・・。

その歌トモ、相変わらずYou Tubeで新曲を探し回って、今は70~80年代の名曲をさらっているらしい。そのなかで「歌いたくても歌えない難しい曲」と、なつかしい洋楽のタイトルを伝えてきた。Journeyのスローナンバーは、かけがえのないヒトとの別れと旅立ちに、アカペラで披露しようと練習していたバラード。結局“蔵”に入ってしまい、日の目を見ることはなかった。一度、歌トモに披露したきり、想い出が詰まりすぎた歌詞は、しばらくそのままになっていた。

「あの頃」は、透きとおるような旋律の最後まで、きちんと声が出ていたはずなのに・・・今じゃ、とてもついていけない。むしろ歌トモの方が、歌い切れるような気がする。邦題「翼を広げて」、ワタシがそのヒトの前で歌うことは、もうない・・・。