SAMURAI SON

「ジイン・シモンズ」

「ポール・スタンリィ」

「ピータ・クリース」

「エース・フューリ」

彼らの二枚目となるHOTTER THAN HELL。アルバムジャケットには、“地獄のさけび”と日本語が写され、4人の名前とパートが、妙なカタカナで書き表してある。ジーンはジインだし、ポールはスタンレーではなくてスタンリィだ。英語の発音に近づけたのかもしれないけど・・・どうにもすわりが悪い。でも、一番かわいそうだったのは、エース。英語と日本語、土台が違うといっても・・・さすがに“フューリ”はない。

田町駅前にあるCDショップで手に入れた、新譜のシングルCD。さっそくビニールを破って、透明のケースからジャケットを引っ張り出すと・・・そんな初期のアルバムと同じ匂いがした。それでも40年の時を経てようやく、ジインはジーンに戻り、ポールはやっぱりスタンレーと記されるようになっていた。エースがメンバーに残っていたなら・・・「エース・フレーリー」の名で、宙でも飛んでいたことだろう。

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楽しみにしていた“夢の浮世に咲いてみな”のKISS Editionは、ポールの少し枯れたヴォーカルが冴えて、しっかりキッスのナンバーに仕上がっていた。「東京」だって、トキオじゃなくてトウキョウって歌っている!もうひとつのお楽しみ、“Rock And Roll All Nite”のももクロバージョンは・・・どこか学園祭を思わせる、彼女たちらしい、元気のいっぱいのチューンになっていた。明日からしばらくSOL22の再生リストは・・・この3曲になりそうな、そんな気がする。