Rehearsal

ヒカリの先、通りをそのまま行けば、伝法院通りに突き当たる。9時を過ぎたばかりだというのに、下町の夜は早いうちから、喧騒が離れていく。大きな雷門のちょうちんから延びる仲見世通りも、ただ広く、まっすぐに浅草寺へと続いている。一月もあと二日の金曜日。遅い新年会の最後を、カラオケで締めた。浅草六区にあるカラオケ屋は、歌トモと馴染みの店。そのホームグラウンドで7時から2時間、新しく覚えた曲の半分を、初めて“off vocal”に乗せてみた。

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音域の合う曲、合わない曲。旋律をたどれる曲とたどれない曲。思っていたほど、新曲はものになっていなかった。歌トモとの“本番”は、もうすぐそこ。まずは無茶させてしまった喉を、休ませてやるしかない。