日なたの匂い

GWに入ってから、ほとんど雨が降らなくなった。春先、アスファルトが濡れそぼち、土は乾く間もなくゆるんでいたのに・・・いつしかヒカリと風に土埃が舞い、影は黒い輪郭で地に張りつくようになっていた。陽射しあふれる、そんな休日に慣れた瞳に今朝は、灰色の空が大きな雨粒を落としてきた。

<つづく>