明日も会えるといいな

らしくないといえば、らしくない。

うっとうしいばかりの日は少なくて、今年の梅雨は“中休み”がとても多い。今日も一日、太陽は大地を照らし続け、あんず色に膨らみながら西の空に沈もうとしている。夕方になって、空には雲ひとつ見えない。これなら・・・と期待する週末は、しかし明日から、梅雨空が戻ってくるのだという。週末に中休みがあたらないのは、日ごろの行いのせいなのか・・・。

それでも沈んだ夕日は、また東の空から昇ってくる。そして、たとえ空が雲に覆われていても、その雲の向こうで、刺さるような夏の輝きをぶつけているはず。「明日また会えるかな?」、フロントガラスの先で、夕日が静かに霞んでいく。