雨の包みがほどける休日

頬に触れる風はどこまでもさわやかに流れて、

眩しく注ぐヒカリがやさしく肌をなでていく。

こぼれる笑い声はヒカリと風に紛れ響いて、

ありきたりの秋日が雨に包まれて見えない。

残暑にもならない長月に生まれた連休の初日、

明日から空に陽が戻り、秋がようやく始まる。