泥とワダチと新しい出会い 7(完)

いつしか見なくなった人もいれば、こうして新しく出会う人たちがいる。初めてのことばかりに面食らっていた旧いMX408は、今では、ソーラーパネルに埋め尽くされて・・・高低差をうまくつなぎ、楽しくも難しい造形が、新しいMX408として戻ってきた。時は止まらずに流れ、人は生きている。午後2時を過ぎて、ようやく乾き始めたコース。最後の一本に向かって、彼女のKXと連れ立つようにパドックから走り出す。この新しい出会いに感謝しながら・・・。