Whiteberryを歌いながら

江戸川を越えて、灯りのない土手の上を、ゆっくりと歩いていく。わずかに瞬いていた星も消えてなくなり、雲の薄くなった端からは、月明かりがこぼれてにじんでいる。

きみがいた夏は とおい夢のなか

空に消えてった 打ち上げはなび

隣町の大きな花火が見られるのは、毎年決まってこの頃。そして、見終えると静かに、夏が背中を向け始める。浴衣姿の子供たちも見えなくなって・・・夏祭りの後は少し苦手だ。