まだまだ、だ 3

<9/26の続き>

午前中どころか1時間も持たずに降り出した雨が、CRFの黒いシートを隙間なく濡らしていく。そして、強弱をつけながら風に乗ると、まるで決められていた分を撒ききったように、今度は空へと飲まれていった。日のあいたホームコースと、ひと月以上も走らなかったカラダ。そして、慣れない4ストローク。逸る気持ちに、すぐまた雨が流れてきた。

<つづく>