月曜の有休

悪い予感こそよく当たる。小さな、物心ついた頃からそんな自分に気がついて、それがたまらなく嫌だった。夕べもそう。覚めても腰は変わらないような気がしたまま、ベッドにもぐりこむ。瞳をギュッとつぶっては、痛みの出ないところにカラダをねじって落ち着かせ、薄い眠りについた。

何度目かの激痛で反射的に開いた瞳、枕もとのスマホに手を伸ばすとすぐに、Sheのイントロが流れてきた。5:50AM、ベッドの端にかけた手で起きようとする上半身、痺れる腰がその邪魔をする。引かないどころかひどくなった痛みと、休み明けの有給休暇。嫌な予感は、やっぱり当たった。