金曜の眩惑

西側に並んだ磨り硝子に、まっすぐ陽射しがぶつかって見える。天井に白色のLEDが等間隔に置かれて、その隙間を間接照明が淡く照らしている。薄黄色の壁には抽象画が三つ垂れ下がり、褐色をした作り棚とテーブルが、木目に灯りを浮かべている。こうして叩く真っ黒なキーボードにいくつもの光線が反射して、テーブルに隠れた足下さえはっきりと見えるほど、ヒカリは満ちている。沈みがちな気分をふんわり包み込む、そんなうまい演出に患う者もホッとする。

病院は・・・眩しすぎるくらいがちょうどいい。