The Isle of MAN 3(完)

<2017/4/14の続き>

薄桃色のカウルに包まれたマシンと、それを駆る日本人。そして、傍らで支える人の微笑み。時折流れてくるFacebookには、そんなカットとともに、モトクロスコースで行き会う彼女とは違った横顔が、小さく写り込んでいた。声援を送るのではない。60kmを越える“周回コース”を「いつか走ってみたい」。そう声に出したら、いったいどんな顔をするだろうか。いつ会えるかわからないけど、マン島に吹く風の匂いと色を。そして、マシンの奏でる音と震えを。そんな彼女に訊ねてみたい。