奇跡の日曜日 6

<6/29の続き>

昼から981に行きます!

昨日走ったはずと思ってた#92さんから、うれしいメッセージが届いたのは、二回目の走行を終えて昼飯の用意を始めたときだった。慌てていてポットもマグカップも忘れてしまったけど、ここには「クラブハウス」がある。モトクロスコースにあって土足が禁止された聖域には、エアコンも設えてあって、一度足を踏み入れると、次に走り出す気持ちが薄れていってしまう。北海道限定の焼きそば弁当をつつきながら、ryoのことを思い出しては、渇いた喉に張り付く麺をおまけのスープで流し込む。降っても照っても、ここは別世界。その快適な空間に両足を投げ出して、saitoさんと二人笑っていると、外のアプローチを1台、ゆっくりトランポが上ってきた。後ろに積んであるのは・・・#92を着けたYZ125、もう少しで昼休みも終わるらしかった。

<つづく>