三週間後はきっと

気の滅入ることばかり、散々な六月だった。

ただ、こうして雨上がりの夜気につつまれていると、19年ぶりにフェリーで北海道に上陸したことや房総で洒落た旅ができたこと、そして、浦安の街並みを走れたこと。愉快な日々だけが思い出される。

「空にかかる雲なし」とはならなかったけど、少しは胸を張って新しい月を迎えることができて・・・パソコンで通販のページを送ってみたり、カラオケや飲みに行く日を考えてみたりで、夜が更けていく。

人はどうしてこんなにも勝手で都合良くできているのだろう。

この秋にもう一度、今度はBongoの荷室をナノハナ仕様にして海を渡ることに決めている。その前に、ドローンとアクションカメラを買って、思い切り叫び声を上げないといけない。時がまた、動き始めた。

三週間後、きっと空には雲ひとつない快晴がやってくる。