冒険 2

<昨日のつづき>

keiの煎れてくれた珈琲をすすり、窓越しに初夏の光を眺めていたら・・・・・・少しココロが揺れ動いた。と言っても、これからモトクロスをやろうなんてアグレッシヴな感じじゃない。もっとふんわりした、すぐにつぶれてしまいそうな気持ちの膨らみ。家でくすぶるような陽気じゃないし、四輪でドライブするのももったいない。それならちょいと「散歩」に出てみるかと、下りてきた階段を駆け上がり、ベッドサイドの書庫から、拡大鏡の要らない「でか字マップル」を引っ張り出してきた。

つづく