次から次へと#2

この師走に、新春の出来事が思い出される。

年の始め、走り初めるはずが・・・・・・一周もしないうちに息を止めたRM85L。酷使したのが災いしたのか、408コーナーから下りきった先の短いテーブルトップ、そこから空中に跳び出した瞬間、エンジンが焼き付いた。そのまま、お仲間のマシンを借りての走り初め。そして、まさか同じ年に2回もエンジンを焼き付かせてしまってはと、自責の念に駆られるばかり。そんな愛機のエンジンが復活、同じ冬空の下、万全を期して降り立ったはずだった・・・・・・なのに・・・・・・。

着替えを済ませて、混合ガソリンを補充して、10時からのクールには十分に間に合うタイミングでエンジンの始動も確認して、後はヘルメットを被って再びキックペダルを踏み降ろすだけのはずだった・・・・・・なのに、サイドスタンドを右足で払ったら・・・・・・サイドスタンドとともに、車体がふらっと左に倒れてきた。慌てて車体を支えて倒すことはなかったけど・・・・・・何かデジャブな、嫌な感じがした。