和商市場のイクラ丼かぁ・・・懐かしいなぁ

水だけが張られた田んぼに、空の青さが映り込んでいる。その空に雲が二つ、静かに浮かんでいる。快晴微風、バイクに乗るには申し分のない天気だ。朝のうちはまだ肌寒いけど、身体が冷たくなるまでの“距離”は、昨日よりも長くなっている。明日には気温も暦に追いつくらしいから、“朝駆け”で寒い思いをするのも・・・今日が最後かな?

快調そのもののXR230に甘えて、いつもより10分ほど遅い出発だ。信号待ちの車列の先頭に出ては、元気に加速していく。利根運河から農道に入る頃には、ジャケットに当たる陽射しが暖かさを伝えてくるまでになっていた。水田に伸びる稲の青さは、牧草地帯に広がる草原のよう、その中にぽつんぽつんと佇む木々、そして真っ直ぐな道路。これで道がうねっていれば・・・まさに北海道だ。見上げる空のてっぺんには、豆粒にも満たない機影が一つ、小さく浮かんでいた。

“遅れた”以上の時間を短縮して到着、余った時間は売店で雑誌の立ち読みに・・・『モーターサイクリスト』の最新号をめくってみれば、期せずして“北海道ツーリング”の特集が組まれていた。ryoが小学4年の夏休みにSRV250+タンデムで渡ったきり、すっかりご無沙汰している北海道・・・自分史に残る“雨中走行のなかった北海道”、あれからもう12年が過ぎようとしていた。さてと、明日にでも『モーターサイクリスト』、買ってみようかな?