明日、天気になあれ

パソコンのキーボードを叩く音が、高い天井に向かっては、大きな音で跳ね返る。通路に沿ってコの字の形で延びるフロアには、ほかに誰もいなくて、息づかいまでが妙に耳に触るくらい静まりかえっている。夏の終わり、初秋にかかる前に訪れた「銀色の」と形容された連休は、まだ馴染めない多くの人を飲み込み、好天の行楽地をあふれさせ、そこにつながる高速道路をしばらく渋滞させていた。さえないプロジェクトリーダーのおかげか、それとも日頃の行いか、その5日間の休みのちょうど真ん中、奇しくも月曜日に、こうして仕事のメールを読んではひとつひとつに返事を書いている・・・。

昼休みになってキーを打つ手を休めていると、どこからか短く引き締まった笛の音が聞こえる。休日に解放している構内のグラウンドで、子どもたちがサッカーでもしているのだろうか・・・。遠くのガラスが白く光っている。今日の青さとこのヒカリ、秋晴れが明日も続きますように!