日光詣で

焼けるはずの空は青々と延びて、稲の緑に落ちた西日が風に揺れている。あっさり真夏日を越えて、明日はもっと暑くなるという。いきなり本番、それも週末。乗らないはずがない。その西の空に、今宵も月が浮かんでいる。